<LED>
LEDの特徴は、省電力(白熱電球の1/10)、長寿命(約10万時間)、高指向性、駆動回路が簡単、熱放射が少ないなどだが、コストは現在のところ白熱球や蛍光ランプと同じ明るさをLEDに求めると、3〜4倍となって照明市場の主役となるにはまだ時間がかかりそうである。
しかし、LEDの特徴を生かした用途の開拓は既に進んでおり、身近なところではカーオーディオの表示装置用バックライト、液晶パネルのバックライトやフロントライト、一部明るさを余り必要としない照明器具への採用が行われている。
このプロジェクトはLEDの用途を照明用にまで拡大しようとするところにあるが、LEDが最も注目されているのは、DVDなどで使用される光学記憶媒体への高密度記録を可能とする「青色レーザー」である。
では、この明るい事に取組んでいる会社は?というと、日亜化学工業と豊田合成の2社である。 両社が「白色」の元となる「青色LED」(特にGaN系)の基本特許を抑えており、他社の追随を許さない状況にある。 このうち上場企業は豊田合成(7282)であり、13日に発表された決算では営業、経常、最終利益とも前期比48%の増益を達成した。
決算発表後、株価は幾分動意含みだが、上値を急いで追いかける必要は無いと考える。
しかし、同社は今年から東証1部にも上場され、低迷が続く自動車関連企業の中にあって、このオプトニクス関連事業が利益の牽引役となり今後も注目に値すると思われる。