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 Asset Management 資産運用  産業・業種レポート 液晶関連情報の整理

 

  液晶関連情報の整理


Centerseas Asset Management

調査部:ジョージ・ストック

1999年5月28日



「TFT液晶パネルが不足する」という見通しが出たのは昨年の10月、東京で開かれた「日経エレクトロニクスセミナー」の席上だった。 その後4月14日に横浜で開かれた「電子ディスプレーフォーラム」でも、将来に亘って液晶パネルの需要が拡大する見通しが報告された。 そして、これらの見通しは、TFTを搭載したノート型PC販売の増加、TFT液晶パネル一体型PCや液晶モニターと組み合わせたデスクトップ型PCといった新製品の販売増、TFT液晶パネルの値上げ等で実証されたことになる。

しかし、昨日の「日経マーケット・アクセス」によれば、今騒がれているTFT液晶パネルの不足は年末には解消し、一転して来年は供給過剰になるという調査結果が出された。 DRAMメモリーの二の舞か?との危惧がよぎる報道である。

一方、液晶関連銘柄(液晶関連企業を今後も注目を参照下さい)の動向はというと、とりあえず液晶の需給見通しを反映したパフォーマンスを上げ、一段落したと言える。 前3月期の決算発表がほぼ出揃ったところで、数字に反映されるまでに至らない会社も多く、期待感で買い上がってきた面が強いと判断できる。

今後の注目点は、4月13日にStanford Resources, Inc.が発表したレポートに求めることができる。 同レポートでは、今後TFT液晶パネルの需要拡大が2005年まで続くと予測しており、需要拡大のキーポイントは、パネルの価格低下とデジタル化の進展としている。 しかも、同社の需要予測は「世界の需要予測」であって、現在日本で起きていることは地域的で且つ一時的な現象である。 シャープが台湾の液晶メーカーに技術供与したように、TFT液晶パネル製造における日本メーカーの技術的優位性が揺らぐ事は考えられない。 日本メーカーにとって、台湾・韓国メーカーの台頭は今後価格競争へ突入して行く事を示唆するが、価格低価=市場の拡大という図式が考えられる事から、今後とも継続して液晶パネルに関連した市況・製品動向および技術革新に注力が必要である。

 

平成11年5月28日 Centerseas Asset Management 調査部:ジョージ・ストック

 

 

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