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 Asset Management 資産運用  産業・業種レポート 役者がそろった燃料電池自動車開発競争

 

  役者がそろった燃料電池自動車開発競争


Centerseas Asset Management

調査部:ジョージ・ストック

1999年5月29日


技術的基礎情報は、NEDO海外レポート NO.803  をご参照ください。

 

今年に入ってクリーンエネルギー自動車(CEV)関連のニュースが相次いだ。第一弾はダイムラー・クライスラーによる燃料電池自動車の2004年量産化発表。ついでトヨタ・GMによる次世代自動車(電気自動車・ハイブリッド車、燃料電池車)の共同開発研究の合意発表である。 二大勢力が燃料電池車などのデファクトスタンダードを目指し、熾烈な開発競争で火花を散らすことになる。 

 

燃料電池自動車の開発状況

開発企業

ダイムラー・フォード・バラード

トヨタ自動車

開発ステージ
1999年:

燃料電池

燃料

走行距離

燃料電池

燃料

走行距離

PEFC
50Kw
液体水素 450Km PEFC
30Kw
液体水素
メタノール
 

搭載車種

ベンツAクラス

ハイブリッド車、プリウスで先行

 

燃料電池の種類と特徴

燃料電池の種類

リン酸型
(PAFC)

溶融炭酸塩型
(MCFC)

固定酸化物型
(SOFC)

固体高分子型
(PEFC)

燃料

天然ガス
メタノール
ナフサ

天然ガス
ナフサ
石炭ガス

天然ガス
ナフサ
石炭ガス

メタノール
純水素

電解質

リン酸

炭酸リチウム
炭酸カリウム

安定化ジルこニア

フッ素樹脂系
高分子イオン

運転温度

200度C

400度C

1,000度C

常温〜130度C

発電効率

40〜50%

45〜60%

50〜60%

40〜45%

開発段階

商業化目前

実証段階

試験研究段階

実証段階

特徴

中温型

高温型
内部改質
Co2循環

高温型
内部改質

常温型
高出力密度
負荷応答性

用途

オンサイト型
コージェネレーション

集中型、分散型
コージェネレーション

集中型、分散型
コージェネレーション

交通機関動作用
ビル、家庭用

(自動車に利用されるPEFC型の燃料電池を太字で表した)

 

燃料電池自動車実用化への最大のハードルはそのコストである。 少々古いデータではあるが、3年前で出力1Kwあたり6000ドルと言われた。 ダイムラーの2004年商品化時までには300ドルまで下げられる見通しだ。 コスト以外の実用化に向けた問題点としては、燃料である水素取り扱いに関する貯蔵、供給のインフラなどがある。

 

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