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 Asset Management 資産運用  401(k)情報 米国の個人年金(IRA)について IRAの成長と株式市場

 

 IRAの成長と株式市場

 急拡大してきたIRA積立資産の運用内訳をみると、現在は、ミューチュアル・ファンドの占める割合が37.9%(96年末)と最も高く、これに証券会社での自己指図運用の35.8%(同)が続いている。 中でもミューチュアル・ファンドのウェイト急拡大は見逃せない。 85年末には17.3%の割合に過ぎなかったのに対して、96年末では商業銀行、貯蓄機関を合わせた水準を凌駕している。(図1、2参照)

 

図1

 

図2

 

 ミューチュアル・ファンドは最近、資本市場、特に内外の株式市場に与える影響力の大きさで注目を集めてきた。 IRA資金のうち相当部分がミューチュアル・ファンドに流入している事実は、「IRA資産残高の成長が、最高値を更新しているNY市場に見られるよう米国株式市場の活況に大きく貢献してきた」と捉えることができよう。 これは、96年末のミューチュアル・ファンド資産残高(MMFを含む)3兆5406億ドルのうち株式ファンド投資割合は約50%(1兆7520億ドル)である事実から容易に想像できる。 また、IRAミューチュアル・ファンド投資に占める株式ファンドへの投資割合も、82年には31.7%であったのに対し96年では61.8%に拡大していることもその裏付けとして指摘できよう。

 IRA資産は他の年金資産同様、退職時まで引き出されない長期運用資産である。 現行の制度下では401(k)プランのように新規の非課税拠出自体の拡大は期待できないが、雇用の流動化が比較的激しい米国では今後も転職時の非課税移管を中心としてIRA資産増大は続くと見込まれる。 ミューチュアル・ファンドを通じることを始めとして、IRAは今後も米国内外の株式市場に資金を供給する主要な存在でありつづけよう。

 

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