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 Asset Management 資産運用  401(k)情報 米国の個人年金(IRA)について IRA改革の賛否両論

 

 IRA改革の賛否両論

 IRA改革は共和党案にしても、大統領案にしても「低下する貯蓄率に歯止めをかけ、投資の向上に資する」というのが大義名分の一つとなっている。 米国投資信託協会(ICI)は議員への書簡の中で「労働者家族によるIRAへのアクセス回復は可能な中流層の課税緩和の中で最も重要なもの」と指摘して、共和党案、大統領案とも個人貯蓄を促す有効な手段として評価している。

 これに対して、議会調査局は共和党案の“back-loaded IRA”は現行のような“front-loaded IRA”と比べて貯蓄のインセンティブは働き難い、との調査レポートを発表している。 また、「一般に、議論されている経済理論も貯蓄傾向における経験的な証拠も、IRA拠出が主として新たな貯蓄を増大させるとの期待を裏付けるものではない」とIRAは決して貯蓄に効果的な手段ではない旨を表明している。

 また、米国では膨張する財政赤字の縮小という課題の解決が叫ばれているが、IRA改革は財政に与える影響が大きいとの指摘もされている。議会調査局によれば、“back-loaded IRA”は長期的にみて“front-loaded IRA”よりも財政コストを増大させるという。 財務省の試算でも共和党案の“back-loaded IRA”では5年後以降のことを考えると、10年間でトータル約1,700億ドルの財政支出が生じると指摘されている。

 

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