| コンピュータ技術等を駆使したシステム関連サービスとも深く関連するが、近年のミューチュアル・ファンドにおける401(k)プランなど年金関係分野の特徴のひとつに、ノーロード・ファンド勢力のプレゼンスが高まっている事実がある。 ロードとはミューチュアル・ファンド販売の際に証券会社などブローカーに支払われる販売手数料を指す(ミューチュアル・ファンドにおける手数料の概要は図表9参照)。 この販売手数料が課せられないノーロード・ファンドは、当然のことながらブローカーを通じない直接販売形態をとるのが通常で、そのためのシステム関連インフラが必要となる。 つまり、従来から拡充してきたノーロード・ファンド販売のためのインフラを401(k)プランなど年金関連ビジネスに繋げる戦略が奏功しているといえる。 実際、確定拠出型年金でのミューチュアル・ファンド利用状況からは、ノーロード・ファンドを中心に純資産総額に占める確定拠出型年金の割合が高いことが分かる(図表7参照)。 95年の資金フローでも、全ファンドへの流入資金に占める確定拠出型の資金割合は、主としてノーロード・ファンドで高率を示している。 また、ここ数年の新規買付の状況をみても直接販売依存度は高水準で推移している(図表8参照)。 ノーロード・ファンドおよび直接販売と401(k)プラン等での利用の高まりは、密接な関係にあると指摘できよう。


なお、ロード・ファンドでも年金プランの場合には販売手数料を免除、割引きする場合が少なくない。 例えば、フィデリティはノーロード・ファンドを基本とする運用会社として知られているが、株式ファンドではロード・ファンドも少なくない。 しかし同社では、IRA向けには「Magellan
Fund」などいくつかのファンドを除いて販売手数料を免除、401(k)プラン向けには原則全てのファンドをノーロード扱いとしている。
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