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著者 : 間瀬 博行
株式投資で資産運用を行う前に、どうしてもやっておかなくてはいけないことがあります。それは、高金利の借入金を返済するということです。
クレジットカードの短期の借入を使っている人は意外に多いようですが、クレジットカードの金利がこの株式投資の過去のリターンよりも高い18%前後であるケースが多い様です。これでは、収支のトータルで見て株式投資のリターンの魅力も薄くなってしまいます。
この準備が出来たら次は、株式投資の資金を作るステップに入ります。ここでは金額の大小は関係ありません、大切なことは長期投資の恩恵を受ける為に、少しでも早く株式投資をスタートさせることです。また、リスク許容度の高い若い時こそ株式投資を行うべきで、その際はある程度お金がまとまったらなどと考えずに、毎月少しづつでも株式投資に資金を回していくことをお勧めします。
下の数字は、100万円溜まってから株式投資を始めた場合と、すぐに株式投資を始めた場合の比較です。株式投資のリターンは過去100年の平均リターンの12%として、毎月2万円を株式投資もしくは、その準備金に回していったとします。
期間 毎月投資 積立
1年 25万円 24万円
2年 54万円 48万円
3年 86万円 72万円
4年 122万円 96万円(株式投資開始)
10年 459万円 405万円
15年 1975万円 1799万円
差額 176万円(税金や手数料などを除く)
このように長い投資期間ではその差は歴然としていますが、問題は小額の株式投資をどのようにスタートさせれば良いかということです。
もっとも身近なところでは、勤務先の持株会に入るということが考えられるでしょう。しかし、大企業でも淘汰の進む現在の社会情勢の中で、かなり明確な理由が見付からない限りは、人生のリスクと資産運用のリスクを同じところにおいてしまうのは好ましくありません。
そうなると「るいとう」や「ミニ株投資」などの小額でもスタートできる投資方法が考えられますが、「海外の株式」は日本よりも遥かに購入必要金額のハードルが低いので、意外に早く購入のステップに移れます。海外の株式を取り扱うオンライン証券を利用したり、東京の外国部経由でも投資が可能で、身近な外国企業もちょっと考えればかなりあるはずです。
ある程度の金額になるまで、まずは分散投資と複利の恩恵を受けられる「投信」の購入といった手段も考えられます。投信に不信感を持たれている方も多いようですが、そうした方は国際分散投資の恩恵を受けられるインデックス並のリターンを目指すファンドで、管理や購入の手数料が安いファンドを購入すると良いでしょう。
日本の株式市場はこの10年低迷を続けていますが、世界レベルでは株式市場は堅調に推移していて「株式市場の長期的な上昇」の恩恵がこうした国際分散投資のファンド購入でも得られます。
いずれにしても、国内の株式市場でも最低購入必要を下げようという動きが活発化していて、国内株式への投資が身近になる日もそう遠くないと思われます。始めのお話に戻りますが、それでもまずは、借入金の返済が株式投資スタートの第一歩です。
(了)
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