外貨預金のためのユーロ事情

地中海諸国や南欧諸国の経済情勢の悪化は、連日ニュースによって報道されており、このことから見ても、 EUにおける経済状況は芳しくない事がうかがい知れます。 EUの統合通貨であるユーロは、米ドルやポンドなどに並ぶ、世界の基軸通貨であり、日本国内の銀行であればほとんどどこでも米ドルと一緒に外貨普通預金、 外貨定期預金として取り扱われているものです。

 

ヨーロッパ中央銀行の政策金利を見てみますと、世界各国と同じく2008年の秋口に4 %台であった金利が暴落し、現在に至るまで1.0%前後の金利(ときには0.5%まで下降する)を推移しています。なかなかに低い水準ではあるものの、そ れでも0.5%から1.0%の政策金利というのは、アメリカやスイス、日本はもとよりイギリスよりも高い水準であります。ただ、これが外貨預金商品の金利 に反映されているかというと必ずしもそういうわけではありません。すくなくとも営業店舗を持つようなメガバンクや地方銀行などにおいては、ユーロの金利は 0.01%前後とされているのが普通です。

 

ではネット銀行のほうはどうかというと、高いところでは、ソニー銀行が0.05%以上の金利を実施している場合がありますが、ネット銀行で一律金利 が高いかというとそういうわけでもなく、住信SBIネット銀行などではメガバンクなどと遅くまで変わらない金利設定となっています。また、ユーロの為替手 数料は一般に米ドルよりも高い設定にあり、三菱東京UFJ銀行では1ユーロあたり1.5円の手数料となっています。ただし先のソニー銀行は、ユーロに強み を見せており、為替手数料が1ユーロ0.15円という低価格になっており、注目に値します。

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