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 Equity 株式投資   株式の売買市場 (取引所取引と店頭取引)

 

  流通市場

株式の売買は、証券会社、機関投資家、個人投資家が売買取引を行う場所によって、取引所取引と店頭取引との2つに区別することが出来ます。


     取引所取引 − 証券取引所で行われる取引

日本においては、原則として証券取引法に定められた証券取引所でしか、株式の取引が出来ないことになっており、これを“市場集中の原則”といいます。 

証券取引所での売買は、一定の資格をもった証券会社にしか認められておらず、個人投資家はもちろん、会員でない証券会社も取引所での直接の売買は認められていません。 このため、会員でない証券会社や投資家は、会員証券会社に株式の売買を委託しなくてはなりません。

証券取引所では、上場株(証券取引所での売買を認められた株)しか売買されておらず、そのなかでも、東京、大阪、名古屋の三証券取引所では、流通市場を第一部と第二部という二つ部に分けて取引きされています。


     店頭取引 − 取引所以外で行われる取引

店頭取引とは、上場証券の取引所取引以外の取引の全てのことを指します。 店頭市場は、未上場株を証券取引所を経由しない、当事者間での相対の売買により成立しています。

店頭市場で取引される株式は、一定の基準を満たした公開した“登録銘柄”と、上場を廃止したが、暫くの間、流通性を確保するために取引される“店頭管理銘柄”の2種類があります。


     特則市場

証券取引所が96年に、最近、急拡大している店頭市場と対抗するために、上場基準の緩やかな“特則市場”を設立しましたが、ベンチャー企業にとって店頭市場と比べてあまりメリットが無いため、積極的には活用されていません。


  海外の株式市場

ニューヨーク市場とロンドン市場に、東京市場を付け加えて、世界の三大金融市場と呼びます。 

高いコストの、東京市場を嫌い、アジアでは、香港やシンガポールなどでの金融取引が近年大幅に伸びましたが、アジアの新興市場(エマージングマーケット)での、金融危機をきっかけに、また東京市場での取引が見直されています。


  預託証券 − ADR・EDR・SDRなど

DRとは“Depositary Receipt”の略で、頭に“A”がつく“ADR”はAmerican DR(米国預託証券)、“E”がつく“EDR”は“European DR”(欧州預託証券)、“S”がつく“SDR”は“Singapore DR”(シンガポール預託証券)のことです。

ADRを例にとって預託証券の仕組みを説明しますと、外国企業が米国で株式を流通させたい場合に、まず原株を信託会社に信託して、その信託財産を裏づけとして原株の権利をほぼ付与した形でDRを発行し、それを流通させます。

ADRをニューヨーク証券取引上に上場させることも可能です。


  海外市場での日本株の取引

日本企業でもニューヨーク証券取引所に上場している企業もあります。 また、上記のDRの形で取引されている企業の株式もあります。

また、ロンドン証券取引所では、“SEAQインターナショナル”というシステムを通して外国企業の株式が売買されています。


  株主構成 − 株式の持ち合い

日本企業では、グループ企業や取引先を安定株主として互いに株式を持ち合いをしているケースが多くみられます。 こうした株式の持ち合いは、保有株式が資産の非効率化につながる、無言の株主が企業の暴走を黙認する、持ち合い株式分の資本金額を相殺すると実際は脆弱な資本構成になる、などといったたくさんの弊害をもたらします。


  外国人投資家

外国人投資家の日本市場での影響力が、近年、ますます大きくなってきています。 実際の保有株式の割合は30%以下なのですが、浮動株に対して、多額の売買を行うため実際に市場に与える影響はそのパーセンテージよりかなり大きなものとなっています。

日本の企業の株主は、株式の持ち合いを通じての安定株主が多いため、浮動株(安定株主が所有する株式以外の売買が比較的よく行われる株式)数が少ない企業が少なくありません。 

 

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