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第2回:金融改革 |
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2002/10/30 竹中金融相の改革案を巡って様々な議論が展開されており、今のところは集中砲火を浴びている竹中さんの旗色が悪いように報道されています。改革案に抵抗している人達も総論としては「改革」賛成と言っているようですが、「対案」として示されたものもそれ程目新しいものでもないようで、もしかしたら現状を大幅に変えることに反対しているのかも知れません。竹中さんの改革案の中味については新聞で伝えられる程度の知識しか持ち合わせてないので、それが本当に「改革」にふさわしいものか判断できる立場にはありませんが、それを受けて政官界・金融界が大騒ぎをしているところを見ると、もしかして「改革」らしいものかも知れないと判断されます。 毎日新聞の日曜日に掲載されている「時代の風」というコラムに、養老猛先生が田中長野県知事を巡る混乱や小泉改革に関連して「改革とは古い制度をこわすことから始まるのだから、旧来の秩序を乱したと言って批判するのはお門違い」というようなことを書かれていました(政治的に組するものでも反対する立場でもないとも書かれていたと思います)。竹中さんの改革案を巡る反対には、大なり小なり「既得権やかってのやり方を否定する」ことに対する抵抗があるようにしか見えないのは悲しむべきことで、それでは改革はできないと思えてなりません。政界・官界・銀行業界(公的資金導入行)を問わず、自分達が税金によって支えられていることを忘れているのではないでしょうか。今頃になって漸く公務員の給与引き下げが行われようとしていますが、赤字の会社(国・自治体)が給料カットや人員整理をしているのに、自分達だけは聖域と思うのをやめない限り「改革」は前進できないような気がします。 銀行に対する直接・間接の支援(低金利を含む)が始まってからもう10年になります。この間銀行は経営合理化にどの位成果を上げているのでしょうか。銀行員の給与が大幅にカットされたというニュースも最近は聞いた覚えはないので、コスト・カットもそれ程真剣に取り組んでいないのかも知れません。真剣に取り組んだのは、株主代表訴訟を避けるためのような持株会社設立と合併に伴う陣取り合戦ではあまりにも寂しいではありませんか。 「痛みを伴う改革」が普通の人達の歓喜の声に迎えられてから随分経ち、「痛み」を実感する人達は確実に増加していますが、その間に「改革」と言えることがどの位実行されたのでしょうか。世の中のストレスは確実に上がっているはずなのに、この前の統一補欠選挙の投票率の低さには失望しました。痛みを感じているのであれば意思表示をすることが重要です。(行動をなかなかおこせない自分の反省も含めて)普通の人達も発想の転換も迫られているのも忘れてはなりません。 |
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