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第4回:どうして個人投資家は駄目なの? |
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2002/12/02 一部で待望されていた日本国債のストリップス債が来年から発行されることになりそうです。ストリップス債とは、元本の部分と利札の部分を分離して別々に流通する債券のことですが、ゼロ・クーポン債や割引債と同様保有期間中の利払い等の支払いはなく、満期日だけに償還金の支払いがなされるという商品性を持つものです。仮に利回り2%(年複利)とすれば、残存期間20年のものの価格は額面の約67.3%となります。先に財務省の発表したストリップス債の商品設計等(案)の概略は下記のとおりとなっており、現在のところ個人に対する譲渡は考えられていません。個人に売らない理由は明らかにされていませんが、課税方法(保有目的に応じて時価で評価又は償却原価法で損益を計上する)が個人には複雑すぎるためかも知れません。個人の保有する国債の利子に対する非課税が検討されているというのに、ストリップス債を個人投資家が購入できないというのは残念なことです(何故残念かって?それは後段をお読み下さい)。 ストリップス債の商品設計等(案)の概略
満期日だけに支払いのある商品の内円建てのものとしては、割引債や割引国債等が一般的に知られていますが、5年を超えるような長期間のものはありませんでした。外貨建てのものには長期間のものもあり、米国債等(最長30年・取り扱う商品は証券会社によってまちまちのようです)のストリップス債を証券会社の店頭で購入することができます。 上述の「残念」な理由は、このような債券は、ちょっと工夫して組み合わせれば、毎年年金のようなキャッシュフローを作り上げることもできる(例えば60歳を超えてから毎年100万円ずつ満期が到来するように購入する)ので、当面の生活資金等には困っていない投資家の老後の備えとしての投資に適していると考えられるからです。公的年金システムに対する不安が伝えられ、生命保険の予定利率の変更が制度として検討されているような現状において、自分で打てる将来に対する安全な布石は非常に限られています。 |
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