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第6回:拝啓 金融庁殿

2003/02/10
ゆびきたす・こぶとりっじ


拝啓 金融庁殿

「絶対もうかる」ETFを竹中大臣が売り込み
竹中経済財政・金融相は7日午前の閣僚懇談会で、東証株価指数(TOPIX)に連動した上場投資信託(ETF)を各閣僚に要請した。竹中氏は同日の記者会見でも「絶対もうかります」と強調した。』

これは、インターネットのYomiuri On Lineで報道されたニュースの見出しと、その本文の冒頭部分を原文のまま引用したものですが、これは誤報ではないのでしょうか?それとも、「絶対もうかります」に続けて「と思います」が続いていたのを記者が聞き漏らしたのでしょうか。その後(見落としかもしれませんが)訂正記事もお詫びも出ていないようなので本当なのかもしれませんが・・・。

金融商品販売法によれば、金融商品販売業者は、金融商品に付随する「市場リスク」「信用リスク」「権利行使期間・解約期間の制限」について説明することを義務付けられています。金融広報中央委員会の「はやわかり金融商品販売法」では、「市場リスク」について金利・為替・株式相場などのような市場変動によって元本割れが生じるおそれのある商品の場合は、「元本割れがあること」と「その直接の原因となる指標」の説明をしなければならない、とされています。

仮に本当だとすれば、ETFのセールスが、市場リスクの説明をした後に「竹中大臣が絶対もうかると言ってます」と言えば普通の人はそう思ってしまうのではないでしょうか。セールスは事実を伝えているだけだから法律違反になることはないですよね。確かに竹中大臣は金融商品販売業者ではないかもしれませんが、それを監督する立場にある官庁の最高責任者が公の場で口にすべきことではないのではありませんか?国民の中では期待も大きい数少ない民間から起用された大臣の言葉だけに残念です。賢明なる金融庁の皆さんはすでに問題発言とお気づきのこととは思いますが、問題化する前に善後策を講ずることを切に願うところです。

敬具

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