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第1回:証券会社のセーフティネット |
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2002/09/02 すでに遠い過去の事の様になってしまった山一證券と三洋証券の市場からの撤退時、たくさんの顧客が店頭に押し寄せたパニック状態をテレビで何度も目にしましたが、またまた同じような状態になりそうな雰囲気のこの頃です。今回は、金融機関のセーフティネットについてお話します。 セーフティネットとは、金融機関が破綻した場合に備え、顧客の資産を保護する仕組みのことをいいます。具体的には銀行預金には預金保険機構、生損保には保険契約者保護機構、証券関係には分別管理と投資家保護基金が有ります。まず「分別管理」とは、顧客が証券会社に預けた現金や有価証券を証券会社自身の資産と区別して保管しています。たとえば、株券の場合証券保管振替機構という第三者の機関で区別して保管したり、現金は信託銀行に信託財産として管理されています。これらは法律で厳しく義務付けられており、万が一証券会社が破綻しても分別管理されているお陰で顧客の資産を返還することが出来るように成っています。次に「投資家保護基金」ですが、証券会社が破綻した時、顧客分別金に一部不足額が生じた場合など全額が返還できなくなったときに、顧客一人当たり1000万円を上限として、その不足額を補償する機関です。顧客の資産は、「分別管理」によって全額返還される事が前提となっていますので、投資家保護基金は、顧客の資産の返還が万が一滞るような場合の備えとして、二次的に発動される仕組みです このように証券会社のセーフティネットは二重になっており、顧客の資産はきわめて厳重に守られいると言えます。又、「分別管理」がきちんと行われているかどうかについて各証券会社は定期的に金融庁の検査や日本証券業協会の監査及び監査法人のチェックを定期的に受けています。「分別管理」が適正に行なわれていないことが発覚した場合は、法律で厳しい処罰が定められています。更に、証券会社が破綻しそうになったときには、日本証券業協会が特別検査に入ってチェックするようになっています。このように証券会社に預けられているお客様の資産は厳格に守られています。その為、破綻時に、店頭に押し寄せ大騒ぎする必要が有るのかご理解いただけると思います。 |
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